Regenerative
再生医療
このような方におすすめです
- 変形性膝関節症でお悩みの方
- 階段の上り下りで膝に負担がかかる方
- スポーツで関節を痛めた方
- 関節炎と診断されて、様々な治療を試している方
- ひざに違和感があるが、同じ治療法を続けて効果が得られない方
- 手術に抵抗感がある方
PRP-FD療法の有効性を示す論文は多数発表されてきていますが、現在まだ完全に確立された治療法ではなく、保険外診療で高価な治療になります。そのため変形性膝関節症でも現状の保険内診療での保存治療(リハビリや内服、ヒアルロン酸注射など)で十分効果が得られている方は現状の治療の継続をお勧めします。
また、変形が強い方や下肢のアライメントに問題がある方など、手術療法を考慮された方が良いと思われる方にはPRP-FDTM療法より手術療法をお勧めさせて頂く場合があります。
その他の疾患でもその状態や患者様のご希望など踏まえて判断しますのでご相談下さい。
このような方は、治療をお受けいただけません。
- 感染症(HIV・HBD・HCV・梅毒・HTLV‐1)を有する方
- 悪性腫瘍(がん)に罹患している方
- 血小板機能不全や血小板減少状態の方
- 免疫抑制剤や抗凝固剤を使用している方 など
再生医療の特徴
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01
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自己修復機能の促進
- 血小板に含まれる成長因子の働きによって、幹部の自己修復機能が促進されると考えられます。
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02
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自己血液を使用する
オーダーメイド治療 - 患者様ご自身の血液をもとに抽出した成長因子を使用するオーダーメイドの治療です。
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03
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関節内注射による治療
- PRP-FD療法は、肘、膝の関節内に注射器を使って注入するため、手術の必要はありません。
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メリット・デメリット
Meritメリット
- 組織の修復を促す成長因子が再生療法の2倍になる事がわかっています。
- フリーズドライ加工なので、成長因子の濃度が経時的に低下することなく6か月間保管可能です。
- 自己血液を使用するため、副作用が少なく安全性が高いです。
- 関節腔内注射のため外来で簡便に行えます。
- 回数制限はなく何回でも行うことが可能です。
Demeritデメリット
- 自己治癒力を活性化するため、注射後数日は腫れや痛みが出現することがありますが、自然に消失します。
- 新しい治療で保険適応外の為、治療が高額になります。自己の成長因子を用いるため、治療効果には個人差があります。
- 新しい治療のため、まだ完全に確立された治療ではありません。
治療の流れ
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Flow01
問診・診察・検査
まず外来で現在の痛みの程度やこれまでの治療歴、今後のご希望などを伺います。
診察や必要な検査を行い現在の症状や状態を把握し、適応を確認します。
※検査結果に関わらず、検査費用が必要になります。 -
Flow02
採血
1回の注射につき約50mlの採血を行います。
採取した血液を厚生労働省許可の特定細胞加工物製造施設に送り、清潔な環境下で検査・加工します。
※加工には約3週間かかります -
Flow03
注射
作成されたご自身のPRP-FD製剤が届きましたら治療部位に注入します。 (片膝で6ml相当のPRP-FD製剤を注入します。)
作成されたPRP-FD製剤は約半年間保存が可能ですので、患者様のタイミングで注入することが可能です。
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Flow04
注射後
注射当日は運動やマッサージ・入浴・飲酒等はお控えください。
その後、数日間は局所の炎症や痛みが出現することがあるので、無理な負荷は避けてください。治療後は当クリニックで定期経過観察をさせて頂きます。
また、よりよい効果を得るためには患部への適度な負荷が必須であることから、注射後患部の具合に合わせて運動療法・リハビリテーションを行っていくことを強くお勧めします。
PRP-FD療法の費用
1セット | ¥121,000 |
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追加(1セットあたり) | ¥110,000 |
自費診療となるため、保険は適用されません。
よくあるご質問
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Q
治療には手術が必要ですか?
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A
この治療法は、ご自身の血液から抽出した成長因子を肘・膝の関節内に注射器を使って注入するため、手術の必要はありません。
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Q
高齢でも治療を受けられますか?
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A
手術を行わない注射による治療ですので、高齢の患者様でも受けることが可能です。ただし、関節の状態によっては、年齢にかかわらず手術が適していることもありますので、医師とよく相談することが大切です。
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Q
関節以外の症状で治療を受けられますか?
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A
アキレス腱など、筋肉や腱の症状への適応となることもあります。患者様によって異なるため、まずは現在の症状を医師にご相談ください。
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Q
副作用はありますか?
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A
患者様ご自身の血小板から抽出した成分を注入するため、重い副作用は少ないと考えられています。ただし、注射による一般的な副作用(痛み、赤み、腫れなど)が起こる可能性はあります。
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Q
健康保険の適応となりますか?
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A
現時点では自費診療で治療を行っております。